技術力の向上と動物生態への負担を軽減できる効果を期待
業種
教育
|課題
繁殖技術者のトレーニング機会が乏しい
ご担当者様
獣医学部 動物資源科学科 動物飼育管理学研究室
様
導入前の課題
繁殖技術者の経験不足が課題
乳・肉用牛の繁殖成績低下は様々な要因が複雑に関与しているが、人的要因ともいえる繁殖技術者の技術力を底上げすることは非常に重要な課題となっていました。人工授精師講習会や繁殖技術者養成方法では、生体を用いた直腸検査トレーニングが一般に行われていたが、これは生体への負担が大きく、生産現場で十分なトレーニングをする機会が乏しくなり、結果的に技術者の経験不足(技術力不足)に陥っていました。
選んだ理由
コストを抑えつつ実物に近いモデル形状の再現力の高さ
『技術者養成用ウシ卵巣モデル』の製作には、まずモデルの形状ごとに「型」が必要でした。通常、切削によって型を作り成型するのが一般的ですが、今回は形状(パターン)が多種多様にあることから、それごとの「型」を製作する必要がありました。複数の「型」製作に費やす時間とコストを考えると現実的ではないため、任意の形状をすぐに形に出来る3Dプリンタで「樹脂型」を製作し、それに軟質素材を流し込んでモデル形状を製作した方が効率的と考え、製作工程に3Dプリンタを用いることにした。結果、製作費を抑えることに加え、さらにはスピーディーなモデル製作が可能になりました。また北里大学獣医学部が有するこれまでの経験・知見とアピールが有する3Dプリント技術等を駆使することで、実物により近い卵巣、卵胞、黄体の触感を実現することができました。
導入後の成果・効果
技術力の向上と動物生態への負担を軽減できる効果が期待
開発過程では、生産現場で活躍している獣医師へのアンケート結果も反映しており、 実物により近い触感を実現した点で高い評価を得ています。今回のモデルを制作したことで、動物福祉に配慮したトレーニング教材となり、動物への負担軽減と繁殖技術者の技術力向上に役立てることになると期待しています。
クオリティの高さに驚きました
北里大学獣医学部 動物資源科学科 動物飼育管理学研究室 様
作費を抑えることに加え、さらにはスピーディーなモデル製作が可能になりました
事例紹介
さまざまな業種で活用されています。
東北大学クリニカル・スキルスラボ 様
いわてデジタルエンジニア育成センター 様
青森県立郷土館 様
\ご確認いただけます/
気になる費用。3Dプリンタで造形するとどのくらいかかるの?
ご担当者様のコメント